土
15
5月
2010
今日は、タイプ診断についてのリソ&ハドソンの言葉を改めて紹介しましょう。
Q. 自分のタイプをわかるには、どうしたらいいでしょう?
A. 近道というものはありません。自分への気づき、そして自分に対して
正直であることによってのみ、タイプを発見できるのです。
すぐに自分のタイプがわかる人もいれば、
さまざまな理由により、時間がかかる人もいます。
誰でもこうすればタイプ判別できるという方法はありません。
エニアグラムや性格タイプについてのあらゆる知識を考慮に入れる
ことをお勧めします。
ただし、最終的に結論を出すのはあなたです。
タイプ判別の参考資料として、私たちは唯一、
中立な立場から科学的に検証されたエニアグラムのテストを提供しています。
自分のタイプについて検討する際は、9つのタイプすべてがあなたの中にあるが、
その内のひとつが中心になるということを覚えておきましょう。
あなたの基本タイプというのは、人生全般を見た時に、何度も繰り返し現れる
パターンです。タイプというのは、生まれた時から見てとれるものですが、
ティーネージャー、そして思春期をくぐり抜けた後、さらに20代前半から
中盤にかけて、はっきりしてきます。
何よりも大切なのは、本当に自分のタイプか、自己観察をし続けることです。
そして自分のタイプを見つけることがエニアグラムの最終目的地ではなく、
旅の始まりにすぎないことを覚えていて下さい。
***注
性格タイプ診断テストを受ける際、どの年齢の自分を基準にすればいいのかという
お問い合わせを受ける時があります。テストによっては、20歳前後と書いてある
ものもありますが、リソ&ハドソンは、特定の年齢というよりも、人生の大半に
おいてどうかを見るようにといいます。
子供の時の自分が自分らしかったという人もいれば、大きくなってからの方が、
自分らしさを表現できるようになったという人もいます。ですから、特定の時期にどうだったかというよりも、人生全般に渡る傾向で見た方が、偏りがないと
思われます。
ちなみに上記の文章では、生まれた時からタイプを見てとれるとリソ&ハドソンは述べています。新生児室の子供たちにすでに気質の違いがあることは医療関係者の間でも認識されています。
つまり、同じ時期に同じ環境で生まれた子供たちに気質の違いがあるのです。
保育園に勤めている人の話では、1歳でもタイプの特徴がかなりはっきり現れる
場合があるとのことです。
一般的に幼少期の間は、気質の大まかな違いが認められますが、
自我の発達と共に、特定の性格タイプとして確立し、判別できるようになるには、
より年齢が上がってからとなります。
思春期については、タイプを問わず、その時期特有の傾向性
(自意識が強くなる、感情の揺れが激しいなど)が顕著になるため、
タイプの特定が難しくなる場合もあると考えられます。