01

11月

2010

ラス・ハドソンさんの来日ワークショップ終了

10/30-31のラス・ハドソンさんの来日ワークショップは、

好評の内に終了しました。

 

参加していただいた皆様、ご協力いただいた皆様、

本当にありがとうございました。

 

心から感謝しております。

あいにくの台風が心配でしたが、なんとか合間を縫って、 皆さんこられたようです。

 

今回は、新しい内容がかなり盛り込まれているのと、 昨年からとみに、

よりシンプルでありながら深い内容、 それも日常で活用できる視点

(成長するための具体的な取り組み方) で語られているのがよかったと思います。

 

印象に残った点: 通常、語られている各タイプの「とらわれ」

(たとえば、タイプ1であれば、 怒り。タイプ2であれば、プライド)は、

現象を語っているにすぎない。

 

各タイプのとらわれの核にある「ハートの苦しみ」について、今回は語る。

たとえばタイプ1であれば、悲嘆にくれるハート。

タイプ2であれば、切り離されたハート。

 

確かにとらわれというのは、感情面で起きることなのですが、

すべてのタイプをハートという視点から語るというのがとても新鮮でした。

また、ラスさんがお話されたように、各タイプの本質と苦しみを理解することで、

安易なタイプ分けにならなかったり、より深い関わり方ができるようになるという ことを

改めて感じました。

 

今回の話を聞いて、 人間の抱える苦しみとそこから成長していくプロセスについて、

エニアグラムという枠を超えて、 一般の人にも知ってほしい内容だと思いました。

 

ラスさんは現在、この辺の話も含めて、本を執筆中とのことです。

また、今回ご一緒に来日されなかったリソさんが最近開発された、

「9つの領域」という、主に組織向けのアプローチについても

少しお話していただきました。

 

本来のエニアグラムは、個人についてではなく、

全体としてのシステムの中の要素の相互関係であり、

「9つの領域」は、原点に戻る試みであるということが印象的でした。

 

そして、いつものことながら、シンプルなエクササイズから

深いプロセスに 展開し、会場の雰囲気が変化していく様子が心に残りました。

 

終ってから、多くの方に書いていただいたアンケートに 目を通しましたが、

全体的にとても好評で安堵しました。

 

明日は伊豆での5日間のトレーニング・プログラムの前泊ということで、

皆さんをお迎えします。

ゆっくりワークに取り組めるので、楽しみです。

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