火
28
9月
2010
最後、7つ目の方法です。
7.自分に取り組む実践を行うこと
心の成長のためには、瞑想や祈り、ヨガ、リラクセーション、
ボディ・ムーブメントなど、何らかの継続的な実践(プラクティス)が重要です。
重要なことは、毎日、自分の本質との深いつながりを取り戻す時間をもつことです。
定期的な実践と共に、何らかの教えやグループに参加することで、
自分が性格という催眠状態に入っていることに何度も気づかされます。
心の実践は、深く根づいた習慣をさえぎり、
催眠状態からもっと目覚める機会を与えてくれます。
実践を行う度に新しいことを学び、実践を忘れる度に
生き方を変える機会を怠るということを理解します 。
定期的な実践を妨げる主なものは、
特定の成果がほしいというパーソナリティの期待です。
皮肉なことに、心の成長のプロセスにおいて、
重要なブレークスルー(突破口)が開けた時にはとくにそうなのです。
パーソナリティはブレークスルーに執着し、
必要な時に意図的につくりだそうとしますが、それは不可能なことです。
なぜなら、ブレークスルーというのは、私たちが完全に、
今、ここの瞬間に開いている時に起きることだからです。
特定の見返りを期待することは、
あるがままの自分の状態を体験することから逸らせてしまいます。
今この瞬間、新しい贈り物や気づきが可能なのです。
それはおそらく、先週可能だったものとは違うでしょう。
さらに、パーソナリティは、実践をやめるために、
ブレークスルーを正当化に用います。
「素晴らしい!突破したから、もう何もしなくていいんだ」というのです。
定期的な日々の実践に加え、人生というものは、パーソナリティの動きを見、
本質が現れてパーソナリティを変える多くの機会を与えてくれます。
けれども心の成長についてただ考えたり、話したり、読むだけでは
十分ではありません。先延ばしするということは、パーソナリティの
大きな防衛メカニズムです。
自己成長のための方法を活用する機会というのは、唯一、「今」なのです。