火
21
9月
2010
続きです。
6.自分を本当の意味で愛せるようになること
自分自身を愛することができなければ、人を愛することもできないと
よくいわれます。でも、それは一体、どういうことなのでしょうか?
通常は、自分のことを評価するとか、自らの至らなさを埋め合わせるために、
自分を励ますといったことを考えます。
そうかもしれませんが、自らに対する成熟した愛の中心的側面のひとつは、
自分の成長に対して十分な意欲をもち、実際の状況の不快さや痛みから
逃れないようにするということです。
私たちは自らを見捨てることがないほど、自分を十分愛する必要があります。
生きている中で、「今、ここ」の瞬間から離れれば離れるほど、
自分を見捨てることになります。
心配したり、空想にふけったり、心配や緊張、不安にとらわれると、
私たちは体や気持ち、そして最終的には自分の本性から離れてしまいます。
自分を真の意味で愛するとは、自分自身を深く受け入れることを含みます。
つまり、「今、ここ」のプレゼンス(存在)に戻り、何も変えようとせずに、
あるがままの自分にくつろぐのです。ある程度、こうした資質をもっている人と
一緒にいることも助けとなります。