火
22
6月
2010
リソさんとハドソンさんは、今年8月に開催される
「9つの領域」についてのプレゼンテーションをされます。
このテーマに力を入れているんですね。
今回もこのテーマで続けます。
いかなるもの(組織、社会、生物学的・機械的システム、グループ、
個人的・社会的活動)であれ、その構成要素が相互に関わり合いをもち、
依存しているのであれば、9つの領域というレンズを通じて研究することが可能です。
9つの原理がどの程度効果的に体現されているか、あるいは、システムが
9つの原理(領域)を歪めたり、欠いていないかがわかるのです。
したがって、領域というのは、規模を問わず、有機的でフルに機能している
システムの必要な構成要素(もしくは欠けている部分)と考えられます。
少し違ったいいかたをするならば、9つの領域というのは、すべての成功する
システムにおいて、普遍的アーキタイプとして解釈することができます。
興味深いことに、エニアグラムの9つの性格タイプというのは、
より一般的なものである「領域」の具体例であるともいえます。
いいかえるなら、タイプというのは、「領域」が個人の心理に表れたものなのです。
つまり根本にあるのは領域であって、9つの性格タイプではないのです。
9つの領域自体は普遍的原理であり、理解しやすく、日常生活でも
目にすることができます。たとえば9つの領域による分析は、家の設計から、
休暇をとること、優れた絵の要素、人の性質、愛、その他何百、何千というものに
適用可能です。
(続く)