月
26
4月
2010
前に、エニアグラムによって、生きることや人間関係が楽になる
というお話をしました。
もちろん、エニアグラムによって、お手軽に人生が楽になる訳でも
、問題がなくなる訳でもありません。
人生には常にチャレンジや課題となることが浮上してきます。
けれども自分のありかたや周囲の人についてよく知り、
人間関係で何が起きているかを理解することにより、
ただ振り回されることがなくなり、困難な状況を通過していく力を
得ることができます。
今回、エニアグラムはどう活用できるのか、
どのように助けになるのか、リソ&ハドソンの言葉を紹介します。
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エニアグラムは、自己理解の方法として、誰にとってもきわめて有効です。
通常は見えにくい性格構造というものを、「鏡」のように見せてくれるからです。
人は日常の大半を習慣的に動いています。
性格タイプのパターン通りの「自動操縦」 のようなものです。
日常生活はそれでも何とかやっていけますが、
ふだんとは違うことが起きたり、
あまりにもストレスが大きくなってくると、
通常の対処方法では壁にぶつかります。
自らの習慣的パターンを明確に見、
自分が何をやっているか、なぜやっているかに気づき、
それが自分や人にどのような負担をかけているかがわかれば、
自分を解放することができます。
自分のタイプを正確に知ることで、
自分自身が見え、性格構造が働く瞬間をキャッチすることができるのです。
このように自分に対する気づきが高まれば、
自分を危うくするような否定的反応をしなくなります。
性格構造に真のバランスが回復されれば、
それぞれのタイプがもつ、高次の心の資質に
向かうことができます。
したがって、エニアグラムは、自分とは何かという奥深い神秘を
のぞきこむよう、誘ってくれるのです。
そして私たちは性格そのものではなく、もっと大きな存在であることを
明らかにしてくれます。
こうした気づきをもって生きることができれば、
自分や人、世界に対する見方がまったく変わり、
自由や喜びがもたらされるのです。
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