ラスさん in エジプト

皆様にお知らせした方がいいか、ここ数日、迷っていたのですが、

facebookなどを通じてご存じの方もいらっしゃるかもしれませんし、

時間が経ってきましたので、そろそろお知らせすることにしました。 

実は私たちのエニアグラムの師匠のひとりであるラス・ハドソンさんの

エジプト・ツアー一行がエジプト滞在中です。

ご存じの方も多いと思いますが、エジプトは今、民主化へ向けての 激動のプロセスです。

チュニジアで独裁政権が倒されるという動きに影響を受け、

エジプトでも民主化運動が高まっています。

民衆レベルでネットも活用しながら自然発生的に起きてきた動きであり、

カイロなどで最大級のデモが起きています。

最初、政府は軍隊を使って民衆を鎮圧しようとしましたが、 軍隊は、

民衆に銃を向ける訳にはいかないと宣言。 ムバラク大統領は窮地に陥っています。

アメリカも今こそ、エジプトの民主化を応援することによって、

民主主義のリーダーシップを発揮できるという声も聞かれます。

エジプトでは、政府がネット接続を切断してメールが使えないため、

ラスさんたちからの情報がなかなか入ってきません。

現在は、facebook上のお姉さんやリソさんからの逐一の 報告から情報を得ています。

（時々、電話が通じるらしく、 情報が入ってきます。）

現在、ラスさん一行は、カイロ付近からルクソールに移動したばかり。

素晴らしい現地のガイドにも助けられていますし、 現地の方々も平和で暖かな感じだそうです。

ラスさん一行はとても落ち着いていて、まさにエニアグラムでいう

「今、ここ」のプレゼンスを 実践しているようです。

エニアグラムの悠久の歴史、そして 民主化へ向けての大きなうねり・・・。

そのただ中にいるというのは、なんという不思議な巡り合わせでしょう。

最初、ラスさんたちがエジプトにいると聞いて、 とても心配しましたが、

たんに「危機」ということではなく、 何か深い、可能性を秘めた変化が

起きていると思うようになりました。 テレビに出てくるエジプト人の多くが、

民主化へ向けての希望で輝いているようです。

引き続き、ラスさん一行とエジプトの人たちの無事を祈りたいと思います。

ティムは昨年、自分がこのツアーに参加していたこともあり、

ラスさんと現地の方への思いを馳せています。