木
10
6月
2010
エニアグラムの研究と実践で世界をリードするエニアグラム研究所からの
お知らせが今日、届きました。その中でリソさんが最近力を入れている、
「9つの領域」という新しい研究について発表されていますので、
今回はその話題を取り上げたいと思います。
「9つの領域」とは、「9つの性格タイプ」という概念を拡大したもので、
いかなる組織であっても、健全かつ全体的に機能するためには、
9つの「領域」(要素)が揃っている必要があるという考え方です。
下記のリソさんからのメールをお読み下さい。(抜粋です。)
皆さんの多くがご存じのように、私は1975年、つまり35年前、
本格的にエニアグラムの研究と執筆活動を始めました。
それは長く、そして実りの多い旅でした。
ありがたいことに、エニアグラムにおいて多くの新しい発見を加え、
貢献させていただくことができました。
とくに健全度のレベルと各タイプの深層構造についてです。
そして新しい「9つの領域」についてのプログラムに取り組めば
取り組むほど、これがエニアグラムという私のキャリアにおける
3番目の重要な貢献になることが明らかになってきました。
今後、エニアグラムを活用し、発展させる上で、新しく、かつ深みを
もつ方法として、レベルや深層構造と同じくらい重要なものであると
確信しています。
「9つの領域」に取り組んでいるプロジェクト・チームは、
この新しい分野に対し、非常にエキサイティングな気持ちでおります。
ビジネスの分野においても役立ちますし、エニアグラムを教えるための
まったく新しい方法として活用していただくこともできます。
簡単にいうと、「9つの領域」は、あらゆる複雑なシステムの水面下にある
9つの根本原理を明確にしたものです。
この9つの領域についての新しい理解は、エニアグラムを教えたり、
応用する上で、限りない豊かさと深さをもたらしてくれるでしょう。
私は、エニアグラムの将来というものが、それを教える人の質、
そして「今、ここ」にいる力にかかっていると確信しています。
また、エニアグラムの将来は、そこから派生した内容の質、
範囲、そして応用性にかかっていると。
エニアグラムは生きた有機的なシステムであり、きわめて豊かで
深みをもち、新しいアイディアが常に生み出されてゆきます。
この新たな分野について、皆さんにご紹介する機会がくることを
楽しみにしています。
ドン・リソ
今後、このブログでももう少し具体的に「9つの領域」について
ご紹介したいと思います。
*「9つの領域」についてのトレーニング:
さまざまな組織と関わりのある方々には、この「9つの領域」についての
トレーニングを受講されることをお勧めします。
(現在、アメリカにおいてのみの開催となります。受講資格は、
リソ&ハドソンのPart1トレーニングを修了されていることです。)